「オーガニック・サポート」は有機・オーガニックに関すること一切についてご相談を承るコンサルティングシステムです。 有機転換をご検討中の方から、有機認証取得後の商品の販売先斡旋まで幅広いご相談を承ります。
生産農家・製造業者・資材取扱店・資材メーカーを対象に、有機認証制度下で使用可能な資材に関する情報を提供致します。また、現在使用中の資材の調査なども行います。
有機許容資材と特別栽培農産物での表示について整理しています。
農林水産省H15年度有機農産物認定普及促進事業のハンドブックです。
当社代表が資材選定また資材確認の注意点を詳細に記載しています。
参考にしてください。
海藻由来の液肥的資材 「G−ヘルパー」
(株)武蔵野種苗園が販売する「G−ヘルパー」が有機許容資材かどうかの確認依頼を受け去る2004年5月17日、フィリピンにある製造工場を訪問し、現地責任者より使用原材料、その入手方法、その保管方法、その加工製造方法等の説明を受けると共に、その製造工程、保管等の現場を直接確認しました。確認した概要は以下の通りである。
確認概要
商品名 |
G−ヘルパー |
申請者 |
(株)武蔵野種苗園 |
用途・種別 |
海藻由来の液肥的資材
同製品は別商品名にて製造国にて肥料登録済み
登録成分:N-P-K:0.10-0.20-1.02 (保証成分ではない) |
使用原材料 |
フィリピン産の3種類の乾燥海藻のみ |
製造方法 |
原料を煮込みろ過→ろ過液を好気性発酵→ 安定後製品充填 |
化学合成処理工程 |
なし |
化学合成物質の添加 |
なし(防腐剤等の添加なし) |
製造ライン |
専用ライン |
現地確認者 |
有機JAS検査員 一百野 昌世 |
追記事項 |
実地検査後、「現地確認レポート」を作成、レポート記載内容に相違がないこと確認した製造方法にて今後も製造する旨の「誓約書」を入手 |
確認情報の有効期限 |
2005年7月末日まで |
有機JAS許容資材適合性判断結果
以上の如く、現地確認調査の結果、当資材は、その用途は「植物の栄養に供することを目的として植物に施される物」で、内容物は「天然物質に由来するもの(天然物質から化学的な方法によらずに製造されたもの)であって、化学的に合成された物質を添加していないもの」であり、有機農産物の日本農林規格(通称「有機農産物のJAS規格」)別表1に規定された「その他の肥料及び土壌改良資材」に適合する資材であると判断します。
登録認定機関の方で認定業務上 「有機許容資材現地確認書」のみでは情報不足の方は機密保持契約書を提出して頂くことにより 「現地確認レポート」を閲覧することができます。
詳しくは お問い合わせください。
当社が行なう資材確認のポイント
- 使用用途が有機基準に適合しているか?
- 使用原材料が有機基準に適合しているか?
- 原材料の保管、資材の製造、資材の保管段階で使用禁止資材による汚染や混合がないか?
- 現地確認時以外でも仕様書通りに安定的に製造供給する管理能力があるか?
当社が行なう確認書発行までの手順
申込書受理と機密保持契約書の提示
確認申請書及び付属書類の入手、内容確認、不足情報の入手
実地確認、現地確認レポート提出
改善事項等の確認
確認内容遵守等に関する誓約書入手
有機許容資材現地確認書の発行当社HPでの情報開示
年次調査の実施
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